楽釣工房では、小魚用しゃくり機、わかさぎ用しゃくり機、Picマイコン制御による自動しゃくり機(しゃくりパターン制御)、赤外線リモコンの応用回路(電気機器のON/OFF、温度制御、リモコンに依る数値設定など)、電子回路について書いて行きます。

 ブログの投稿記事に画像データを多く使用している為、他の投稿記事を読む事に不便をかけると思われます。
従って、投稿記事の前文をブログで公開し、全体の記事は ホーム・ページ [ 楽釣119 ] で公開する事にしました。
ホーム・ページ [ 楽釣119 ] では、今までの記事の内容を整理し、内容の不具合を修正し、又、記事の追加をして、ホーム・ページで公開しています。
  
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2010年12月30日木曜日

AKI-PIC プログラマー Ver.4 / プチ改造

 PICマイコンにプログラムを書き込むのにプログラマーと言う物が必要ですが、電子回路の知識の有る人は、自分で部品を買い集めて自作する事も可能です。安価で作れる。
又、プログラマー・キットとして半完成品として売っている物もあります。各社から様々なプログラマーが有るのでどれを選んで良いのか迷うところです。

私が使用しているプログラマーは、秋月電子製の「AKI-PIC プログラマー Ver.4」です。
使い勝手は、プログラムするたびに ICチップを抜いたり、挿したりしないとならないので、少々、面倒です。
この抜き差しを頻繁に行わないで、プログラミングが出来るICSP方式と言うやり方も有ります。
マイクロチップ社の純正「PIC kit2」「PIC kit3」がそれです。
詳しい事を知りたい方は、マイクロチップ社のホーム・ページを訪問するか、秋月電子のホーム・ページをご覧ください。

マイクロチップ社 ・・・> こちら  英文です。

秋月電子通商  ・・・> こちら

 さて、AKI-PICプログラマーは、通常RS232Cと言うケーブルをパソコンと接続してプログラムしますが、VISTARS232C端子が付いていないので、RS232Cから USBに変換をして接続する必要があります。
秋月電子にこれらを変換するケーブルが売られていますが、コネクターの形状から余分なケーブルが必要で意味の解らない接続方法です。

  単純にオスメスのコネクターを接続できないのです。

そこで、このヘンテコな方法に改造を加える事にしました。

改造後は、RS232Cケーブルは不要となります。写真を見てもらえば、解ると思います。



 この写真が標準の部品構成です。







 改造完了 


2010年12月20日月曜日

ワイパー・モーターの電圧制御 / 定電圧インバーター制御

一般的に、しゃくり機のスピードのコントロールは、巻き線型抵抗器をモーター回路に直列に入れて、電圧をコントロールするやり方が多いと思いますが、つい、うっかりして抵抗器を焼いてしまう事があります。
抵抗器は意外と高価で焼いてしまうと、配線を逆にして何とかできますが、何度も修復できません。
そこで、電子回路に依って電圧をコントロールすれば、失敗も無く、軽快に釣りを楽しむ事が出来ると思います。
ここで、紹介するユニットは,
「可変型定電圧インバーター」です。
可変型定電圧ICと違い、ほとんど発熱をしません!。又、ショート等による故障もほとんど有りません。
価格が安いので、安心して使用できます。だいたい
 定電圧インバーター・ユニット 

1000円前後です。
写真で紹介している物は、現在発売されていないと思われます。が、同程度の物も有るので次のサイトを訪問して確かめて下さい。

秋月電子・・・>こちら

但し、組み立てキットなので、半田ごて等で配線しますので、心得の有る方は使ってみて下さい。
電圧可変範囲 4~25Vです。






売り切れの場合、

放熱器付DCDCコンバータ 単体ユニットを参照して下さい。



わかさぎ用しゃくり機 / デモ・ビデオ

模型用サーボ・モーターを使った竿を上乗せにしたタイプのしゃくり機です。
デモ・ビデオなので、しゃくりパターンは4種類のみです。
動作を解りやすくするため、一つのパターンを5回繰り返しています。


2010年12月19日日曜日

わかさぎ用しゃくり機 / PIC 12F629

模型用サーボ・モーターを使ったしゃくり機です。( PIC マイコン 12F629 約80円 秋月電子通商)
HI-TECH社 PICC Liteによるわかさぎ用しゃくり機 の開発
プログラム・メモリーの容量に制限があるので、動作パターンを4種類に限定してデジタル・スイッチの設定切替えに依って、15パターンの内の1パターンを実行する。

    1.動作パターン1
    2.動作パターン2
    3.動作パターン3
    4.動作パターン4
    5.動作パターン1+動作パターン2
    6.動作パターン1+動作パターン3
    7.動作パターン1+動作パターン4
    8.動作パターン1+動作パターン2+動作パターン3
            ・
            ・
            ・
  15.動作パターン1+動作パターン2+動作パターン3+動作パターン4

と、云う具合です。

PICC Liteに依って開発したので、他のPICマイコンに置換えるのが簡単・・・

プログラムを見るのは、こちら・・・

プログラム・ダウンロード wakasagi-Cx.c



ワカサギ用しゃくり機 / PIC 12F629 回路図


















組込み前の全体写真


わかさぎ用しゃくり機 / PIC 16F84A

模型用サーボ・モーターを使ったしゃくり機です。( PIC マイコン 16F84A 約250円 秋月電子通商)
わかさぎ用しゃくり機のテスト回路 (PIC 16F84A
開発言語はMPLAB IDE アッセンブラー


テスト用の為、1パターンのみの動作です。

アッセンブラー言語で試験開発を試みたが、動作タイミングを合わせたり、時定数を設定するのが大変。

とりあえず、PIC 16F84Aでの開発を中断・・・・

HI-TECH社 PICC LiteによるC言語開発だと簡単なので・・・・
C言語はまだ、勉強中ですが・・・・

2010年8月18日水曜日

赤外線テレビリモコンを有線式リモコンにする

赤外線方式リモコンは、室内で使用する事を前提にしていますが、屋外で使用すると、晴れた日など明る過ぎるとセンサーが反応しない事が有ります。

しゃくり機のコントロールをする目的でテレビリモコンを利用しますので、赤外線方式は使えません。

後、考えられる事は、有線方式にする事です。そこで、安価に簡単に出来る材料を探したところ、百円ショップで売られている一般電話用のモジュラーケイブルを利用する事にしました。

少々、リモコンを改造しないとならないが、地道に作業を進めるしか有りません。

リモコンの裏ぶたを開けるために、2本のネジをはずさなけばなりませんが、1本は裏のシールによって隠されていますので、注意が必要です。

ペン・グラインダーでモジュラープラグの挿入口を削り、エポキシ・ボンドで固定します。

中のプリント基板に付いている赤外線LEDの片足を半田ごてで外し(ニッパー等で切断しても良い。ゴミが入るのを防止する目的があるので、LEDは取り外さない。)、この赤外線LEDの両端をモジュラジャックまで細い電線で配線します。

つまり、リモコンの赤外線LEDの代わりにフォトカプラーの内部のLEDを点灯させるのです。


PICマイコンの動作確認用LEDの穴を開けて、エポキシボンドで赤色LEDを固定します。




試験結果は、赤外線方式と同じ結果が出ました。
試しに、5mケーブルを2本継いで10mで動作させたが、全く、問題有りませんでした。

2010年8月17日火曜日

赤外線リモコンの受信実験

PICマイコンを利用した赤外線リモコン信号の受信実験。

市販されている汎用テレビリモコンを利用して、電子回路をコントロールします。
LEDランプに対応した出力を、リレー回路でフォローする事に依って、電気機器のON/OFF等を実現出来ます。

写真では8個のLEDを使用していますが、このPICマイコンは最大12個(12回路)まで使用出来ます。

PICマイコンの種類は多いので、他のPICマイコンを使用すると、もっと多くの電気機器をコントロールする事が可能です。


市販されている汎用テレビリモコン。

最初に使用しているテレビに対応した設定コードを入力します。(説明書に各社テレビの対応コード表が有るので後の説明は省略します。)

2台目のテレビリモコンに最適!









2010年4月19日月曜日

2010年4月10日土曜日

夜釣り用 投光機



 魚種に依るレインボー・カラー 
3Wハイパワー・フルカラーLEDに依る集魚灯。
各LEDの電圧を変化させる事に依って、無限に近い色を作り出せる。
魚種に依って好みの色が有り、集魚効率が変化すると思われる。
それぞれの、LEDの電圧は固有の電圧値を持っている。
LEDを使用しているので、省エネ。バッテリーの消耗を抑える事が出来る。

サーボ・モーター コントロール





















  TTL-ICに依る「非安定マルチ・バイブレーター」 
周波数一定でデューティー比のみ可変出来る。
(VRに依ってサーボの回転位置を設定する。)

2010年4月6日火曜日

わかさぎ用しゃくり機 回路図概略





















 回路図概略 
1.まず、デジタル・スイッチに依って、しゃくりパターンを設定する。
2.スイッチをONにする。 
3.乾電池の電圧を定電圧ICに依って、5Vに安定化される。
4.PICマイコンがデジタル・スイッチの値を読み込んで、プログラムの処理の仕方を決める。
5.後は、プログラムを実行する。
6.最高8パターンまで設定出来る。

2010年4月5日月曜日

わかさぎ用しゃくり機

 オモチャの様なしゃくり機 
オモチャギヤーボックスを使って、ワカサギ用しゃくり機を試作したが、どれも単純でつまらない物でした。(単純に上下運動をするだけ・・・)
何か良いアイデアを探していると、ラジコンに使っているサーボ・モータを使う事を考えました。でも、サーボ・モータの使い方が分からず、色々な本で調べました。
理屈は簡単ですが、使うとなると大変です。それをコントロールするのに、マイコンが必要になったのです。

これまた、試行錯誤の繰り返しです。この結果やっと解決策をみつけて、こんどは試作機の本体の製作にかかる事になりました。
製作が簡単で、見栄えが良い形を決めるのは、なかなか簡単では有りません。

一応、原型となる物を、見て下さい。



 しゃくり中 
 水平位置 



































 マイコン制御について 


どうせ、マイコンで制御するので、この「おもちゃ」にもしゃくり機と同じ様に
幾つかのしゃくりパターンを選択して使用出来る様にしました。

実際の画像、動画を近い内に公開したいと思います。

2010年4月4日日曜日

しゃくり機 V.6 のしゃくりパターン例

 
 一般的なしゃくりパターン 
1.竿振り角度は、機械的で無く、モーターの回転角に依る。
(回転角度をコントロールする)
2.時間は、モーターの電圧に依る動作時間に依る。
(動作時間をコントロールする)

















 途中に停止時間を入れる 
停止時間は予め固定。

















 途中に振り下げを入れる 
竿の振り角度の設定に依って振り下げ角度も影響を受ける。

















 小刻みのしゃくりを入れる。 

 しゃくりパターンの組み合わせ方について 
1.今の段階では、どの様なパターンが最適か不明?。
2.ユーザーの希望による設定。
3.予定では9パターンを入れる見込み。

 マイコン制御 
マイコンに依る制御は簡単では無いが、アイデア次第では面白い物が
出来ます。

2010年4月3日土曜日

私の試作機1号機




















 私の友人のしゃくり機を参考に試作(試作機1号機) 
竿を乗せて動かして見ると、バランスが悪くてだめ。失敗作

友人のしゃくり機





















 私の友人が知り合いから譲り受けたしゃくり機 

しゃくり機 V.6 概略図

















マイコンに依る自動制御
 一般的な、マルチタイプ・リモコン(それぞれのメーカーのタイプを設定出来る物)を使用してキー番号をしゃくり機動作に対応させてます。
  1.スタート・ストップのボタン
  2.しゃくりパターン1~9ボタン
  3.しゃくりスピード設定ボタン(
  4.しゃくりストローク設定ボタン(
  5.リセット・原点復帰ボタン
  6.リモコンは赤外線有線に依るコントロールを選べる
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マイコンの役割
  1.初期設定リセット
  2.リモコン信号の読み取り
  3.モーター電圧のコントロール(DC/DC コンバーター)
  4.モーターのON/OFF制御(正転・反転・保持)
  5.ストロークの増・減
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 しゃくりパターンの例 
ご希望に依ってバターンを設定出来ます。
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 只今、試作実験中!!


2010年4月1日木曜日

しゃくり機 V.5の電気回路概略図





















 DC/DC コンバータによる電圧コントロール 

高変換効率の為、あまり発熱しない。
電圧範囲:3V~10V連続可変可能。
価格が安い。

2010年3月30日火曜日

しゃくり機 V.6 (外観は V.5とほぼ同じ)
















同時進行で、V.5のバージョンアップしたV.6シリーズも開発中です。
特徴は、
1.V.5の特徴を引き継ぎ、マイコンによる制御を実現した。
2.離れた場所から、有線、赤外線によるリモコン制御が可能。
3.場所に応じた、しゃくりパターンを設定可能。
単純上下しゃくり、小刻みしゃくり、色々なパターンの組み合わせしゃくり等
    9パターンを設定出来る様に、検討中。
近い内に、公開予定。

しゃくり機 V.5















趣味で始めたしゃくり機の製作も、バージョン5まで来ました。
完成度は、70%程ですが、さらに改良する為に、試行錯誤の連続です。
特徴は、
1.DC/DCインバータによる、モーター電圧の制御。高効率の電圧変換。
2.釣り竿の水平位置の調整。工具不要手回し式
3.竿振りストロークは、ドラバーで連続的に可変可能
4.メカ部分をケース蓋に取り付ける事によって、メンテナンスが楽。
勿論、取り付けに際いして、補強済み。
5.バッテリーもケース内に収納。持ち運びは、ケースの取っ手を持って運搬。
6.コンパクト設計。