楽釣工房では、小魚用しゃくり機、わかさぎ用しゃくり機、Picマイコン制御による自動しゃくり機(しゃくりパターン制御)、赤外線リモコンの応用回路(電気機器のON/OFF、温度制御、リモコンに依る数値設定など)、電子回路について書いて行きます。

 ブログの投稿記事に画像データを多く使用している為、他の投稿記事を読む事に不便をかけると思われます。
従って、投稿記事の前文をブログで公開し、全体の記事は ホーム・ページ [ 楽釣119 ] で公開する事にしました。
ホーム・ページ [ 楽釣119 ] では、今までの記事の内容を整理し、内容の不具合を修正し、又、記事の追加をして、ホーム・ページで公開しています。
  
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2011年6月28日火曜日

ワイパー・モーターのPWM制御 / PIC 16F88

以前投稿した記事の ワイパー・モーターの電圧制御 / 定電圧インバータ制御 では、モータに掛かる電圧をコントロールする事に依って、モーターのスピードをコントロールしていましたが( 一般的なしゃくり機のスピード・コントロール )、これは、アナログ的な制御方法です。


一方、デジタル的にコントロールする方法に、PWM コントロールと言う方式が有ります。これは、モータに掛かる電圧 12V は、そのままにして、モータに流れる電流を ON/OFF する事に依ってスピードをコントロールします。この、ON/OFF を制御するのが、 PIC 16F88 マイコンです。

この方式を、しゃくり機 V.6 / マイコン制御 に採用してきましたが、少々、問題が発生した為、改良する事にしました。
しゃくり機 V.6 / マイコン制御 に使っていたスピードをコントロールする Hブリッジ・ドライバーIC のドライブ能力が不足している為、破損する事が有りました。

そこで、ドライブ能力を上げる為に、以前から パワー・MOS・FET を使って Hブリッジ・ドライバー を作る予定でいたのですが、実験をする機会がなくて・・・のびのびになっていました。やっと、部品を購入出来たので、試作機を製作しました。

電気回路的には標準的な物ですが、部品の値段と性能が満足出来るものを選定するのに時間がかかりました。

 一応、モーターの正回転・逆回転・ブレーキ動作を使うので、Hブリッジ・ドライバー回路を採用しています。

 一方向にモーターを回すのであれば、パワー・MOS・FET 1個で間に合います。 


モーターの制御は、PIC 16F88 に VR を接続して VR の電圧を A/D変換 し、そのデーターをPWM の CCPR1L与えてデューティサイクルを連続可変する物です。

Hブリッジ を駆動する為に普通はECCP モジュールを使うのですが、PIC 16F88 には、ECCP モジュールが無いので、CCP モジュールにゲートIC 74HC08 のAND 回路を組み合わせ、ECCP と同等の機能を持たせています。

試作した回路図です。



















Hブリッジ・ドライバー 基板です。


PIC 16F88 によるコントロール基板です。


逆回転・ブレーキ動作は、今回使用していません。

連続正回転だけです。スムーズにスピードが可変します。

PWM 波に依ってモーターの動作を高速でスィッチイングする為、モーターコイルに流れる電流によって励磁音がします。約1kHz の音がします。
少々うるさいかもしれません・・・・

パワー・MOS・FET は、内部抵抗が小さく、大電流を流す事が出来ます。ここで使っている素子は 20A Maxです。ゆえに、それ程発熱しないので、放熱器を必要としないです。

但し、静電気にとても弱いので取り扱い注意です!。

2011年6月16日木曜日

FRISK リモコン送信機

 手持ちの部品でなるべく小型の赤外線リモコン送信機を作る事を考えたところ、
電池とそれを収めるケースが必要となりますが、適当な物が有りません。
アクリル板等を加工してケースを作るのも面倒なので、時々、「FREISK」 菓子を食しているので、
そのケースを利用する事にしました。

部品を納めるのに高さが 8.5mm 程しかないので、少々考えて部品配置をしなければなりません。


又、電池ケースが大きい為、収まらないので、無い知恵を使ってステンレスのピアノ線を使って
電池クリップなる物を作って見ました。


電池を装着します。ピアノ線のスプリング効果でしっかり基板に電池を押え付けています。
下の写真を見ると、写真の上下に電池がずれない様にピアノ線が押さえています。
奥側を押さえる物が無いので、銅線くずでストッパーを作っています。
理想は、ピアノ線だけで電池の位置がぶれることなく固定出来る事です。
形状をもう少し考えた方が良いかも知れませんが・・・とにかく、確実に固定出来ました。


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2011年6月9日木曜日

Full color LED PWM control

 米粒マイコン PIC 10F222 を購入したので、使ってみる事にしました。
予想していた以上に小さいので、取り扱いには注意が必要です。


とりあえず、動作を確認する為に、WEB上で公開されているプログラムを探して見ました。

air variable さんのホーム・ページより、「Full color LED PWM control  for PIC10F222」
プログラムを利用させていただきました。感謝!


書き込みには、 ICSP 方式で行う方が良いのですが、動作実験をする為だけなので、
半田付けをしない状態で使用します。
 そこで、秋月の PIC Programmer v4 で書き込みが出来るように、専用のプリント基板を
作り PIC 10F222 をワニグチ・クリップにちょっと手を加えた物で、固定して書き込みをしてみました。

【注意】 この様な使い方に自信のない方は、お止め下さい。当方は、一切の責任を持ちません。
ご自身の責任に於いて行って下さい。

 

10F222 を乗せてみます。


100均で売られているワニ口クリップに、釣具店で売られているシリコンゴムのチューブを被せています。


クリップで固定します。


秋月の PIC Programmer v4 で書き込みします。


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