楽釣工房では、小魚用しゃくり機、わかさぎ用しゃくり機、Picマイコン制御による自動しゃくり機(しゃくりパターン制御)、赤外線リモコンの応用回路(電気機器のON/OFF、温度制御、リモコンに依る数値設定など)、電子回路について書いて行きます。

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2011年5月2日月曜日

Stimulus ( スティミュラス ) / Asynch 非同期

 PICマイコンに接続された スイッチ等(非同期で動作)によってプログラムを動作させる場合、普通、ブレッド・ボード等で実験回路を組み立てて動作を確認しますが、わざわざ、この様な事をしなくても MPLAB IDE シュミレータで動作を確認する事が出来ます。
それは、擬似信号を作ってプログラムに入力して動作を シュミレートする事です。
この擬似信号を定義するのが、Stimulus ( スティミュラス ) です。ここでは、Asynch ( 非同期 ) について説明します。

簡単なプログラムを例題にして説明をします。プロジェクトは作成済みとします。                                       
ブレーク・ポイントを設定して、一時、停止させないとロジック・アナライザーに観測波形が表示されません。
ブレーク・ポイントを設定するためだけに、ライン31,32 にディレー・タイムを入れています。                     

 [ PWM-T0.c ] PWM を利用したパルス発生器です。            
 このプログラムは、ポートRA0 に信号が入った時に、パルス幅100μs、
 デューティ 50% 、時間 1ms のパルスを発生させます。          

 プログラム・ダウンロード      PWM-T0.c 

 
  ● プロジェクトを開きます。
  ● シュミレーターのツールバーを表示させます。




























ロジック・アナライザー・ウインドウを表示させ、赤枠の3つの信号を選択します。

CCP1(RB3) はPWM 出力端子名です

























 Debugger ⇒ Stimulus ⇒ New Workbook

Stimulus ( スティミュラス )ウインドウを表示させます。
Asynch タブを選択します。



入力ピンを選択します。




















動作方法を選択します。

    Set High     : ファイヤー・ボタンを押すと、RA0 =”1”
    Set Low      : ファイヤー・ボタンを押すと、RA0 =”0”
    Toggle        : ファイヤー・ボタンを押すたびに、RA0 =”1”、RA0 =”0” と反転します。
    Pulse High  : ファイヤー・ボタンを押すと、指定された時間のパルス(H)を RA0 に入力します。
    Pulse Low   : ファイヤー・ボタンを押すと、指定された時間のパルス(L)を RA0 に入力します。


ファイヤー・ボタンを押して出力されるパルスの時間単位を設定します。


パルスの時間を設定します。
設定が終了すると、ファイヤー・ボタンに ” > ” マークが表示されます。
”Save” ボタンを押して、今設定した項目を ファイルとして保存 します。
後で”Save”しても構いません。" Apply ( 適用 ) " ボタンを押して有効にします。


シュミレータの ”RUN" ボタンを押して実行します。
すかさず、赤枠の ”Fire" ボタンを押します。
すると、ロジック・アナライザーに波形が表示されます。
”Fire" ボタンを何度も押さないと波形が表示されない場合もあります。

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