楽釣工房では、小魚用しゃくり機、わかさぎ用しゃくり機、Picマイコン制御による自動しゃくり機(しゃくりパターン制御)、赤外線リモコンの応用回路(電気機器のON/OFF、温度制御、リモコンに依る数値設定など)、電子回路について書いて行きます。

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2011年5月4日水曜日

MPLAB IDE でシュミレートする ①

前回投稿した記事の続きです。
作製した赤外線リモコン送信機をシュミレートして検証します。


プログラム名  「TX-4.c」

MPLAB IDE を起動して、コンパイルを完了しておきます。

手順
   1.シュミレータ・ツールバーを表示させる。
   2・PIC の動作周波数を設定する。
   3.ブレーク・ポイントを設定する。
   4.Simulus ( スティミュラス ) で入力条件を設定する。
   5.ロジック・アナライザーを起動する。
   6.シュミレートする。

では、ブレーク・ポイントを設定します。


ブレーク・ポイントの設定の仕方に依って、シュミレートしにくい場合が有ります。
その時は、ダミー命令を入れて作業がしやすい様にします。勿論、プログラムのタイミングに影響が無い処、
影響の無い命令を挿入します。

注 ) 括弧の部分にブレーク・ポイントを設定出来ません!。

Stimulus ( スティミュラス ) の入力条件を設定します。

[ 16F648A ] I/O マップ

   RA0  : リモコン・チャンネル "1" : 押しボタン入力
   RA1  : リモコン・チャンネル "2" : 押しボタン入力
   RA2  : リモコン・チャンネル "3" : 押しボタン入力
   RA3  : リモコン・チャンネル "4" : 押しボタン入力
   RA4  : リモコン・チャンネル "5" : 押しボタン入力
   RA5  : リモコン・チャンネル "6" : 押しボタン入力
   RA6  : リモコン・チャンネル "7" : 押しボタン入力
   RA7  : リモコン・チャンネル "8" : 押しボタン入力
 
   RB4  : カスタム・チャンネル  "1" : Bit0 : ショート・ピン入力
   RB5  : カスタム・チャンネル  "2" : Bit1 : ショート・ピン入力 
   RB6  : カスタム・チャンネル  "4" : Bit2 : ショート・ピン入力 
   RB7  : カスタム・チャンネル  "8" : Bit3 : ショート・ピン入力


   RB3  : CCP ( RB3 ) PWM 出力端子 : 赤外線LED出力


リモコン・チャンネル "1" ( RA0 ) を入力に設定。その他のリモコン・チャンネルは省略。
RB4 ~ RB7 は、ショート・ピンなので、ここではON/OFF スイッチのように扱います。
"Set High" をファイヤーすれば、スイッチON
"Set Low" をファイヤーすれば、スイッチOFF です。
シュミレート条件を設定した後、”Apply” (適用する)ボタンを押してシュミレート条件を確定します。

それでは、シュミレータを "RUN" します。リモコン信号は3回出力されますので、
3回 "RUN" ボタンを押す事になります。

  RB4 : Set High を ファイヤー ( Fire ボタンを押す ) します。

  次に、RA0 をファイヤー ( Fire ボタンを押す ) します。

PWM 出力波形が表示されました。


ここで、PWM 波形を拡大して見ます。


赤枠の部分を拡大します。


PWM 波の周期が (26 Cyc)、( 26 μs) です。設計値どおりです。

表示された数値が波形と重なって見えにくくなる場合は、この数値にマウスのフォーカスを合わせ、
左クリックしながらドラックすると移動できます。

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