前回のMPLAB IDE でシュミレートする ① は、非同期(手動)でシュミレートする方法を紹介しましたが、
今回は、入力信号を予め設定して、同期して自動的にシュミレートする方法を紹介します。
赤外線リモコン送信機プログラムの下記の部分 [Ⅰ]、 [Ⅱ] について検証します。
まず、Stimulus (スティミュラス)ウインドウを開き、Pin / Register Actions (Synchronous stimulus : 同期 )
タブを選択します。
① は、タイム・ユニット(時間単位)を設定します。
② は、タイム・シーケンス(予定時間) を設定します。タイム・ユニットで設定された時間単位で動作します。
PIC マイコンが動作を開始し、入力コマンドを開始する予定時間を設定します。
③ は、この部分をクリックすると、入力コマンドに使用する信号を選択します。下記のウインドウが開きます。
(このプログラムで使用する信号です。)
検証 [Ⅰ]
④ は、これらのシュミレート条件を設定した後、”Apply” (適用する)ボタンを押してシュミレート条件を
確定します。一部を変更した時も必ず ”Apply” (適用する)ボタンを押して確定します。
⑤ は、設定した条件をクリアーするボタンです
設定した項目の行にカーソルを合わせクリックします。次に、”Delete Row” ボタンを押すと行がクリアーされます。
⑥ は、設定した条件をファイルに保存します。
上図の信号で条件設定しました。
タイム・ライン
■ [ 0] : PIC マイコン、動作開始
■ [500] : カスタム・チャンネル[1 : RB4 ] を入力 ”1”
■ [800] : リモコン・チャンネル [1 : RA0 ] を入力 ”1” 、カスタム・チャンネル[1 : RB4 ] を入力 ”0”にする
■ [900] : リモコン・チャンネル [1 : RA0 ] を入力 ”0”
シュミレータ・ツール・ボタンの "RUN" を押します。
この様にして、赤外線リモコン信号が出力されました。
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