以前、私は PIC マイコンのプログラムをアッセンブラーで書いていましたが、ページ設定などとても面倒な手続きが必要でした。雑誌などで公開されているプログラムは、殆んど、 C 言語で記述されているのが現状です。
C言語の利点は、昔の BASIC プログラムの感覚でプログラムを組む事が出来るからです。
C言語で記述すると、PICマイコンの設定は簡単な命令を記述するだけで、後は自動的にコンパイラーが適正に設定してくれます。
又、作製したプログラムを他の PIC マイコンに移植するのも、CONFIG ワード、I/O の設定など特定項目を変更するだけで簡単に出来ます。
ところで、 LCD表示機の説明書を一度見て理解できますか?・・・。
だいたい、こう言った説明書は細かい部分まで解説はしてくれません。
そこで、インター・ネットで探して、詳しく解説しているサイトが有ったので、その記事を参考にしました。
又、インター・ネットで検索して公開されているプログラムを探すと、殆んど、アッセンブラーで書かれたプログラムばかりでした。一応、参考にしました・・・。
仕方無く、MPLAB IDE をインストルすると、サンプル・プログラムが付録として付いてきます。
これを参考ににして、プログラムを組む事にしました。
但し、この手のプログラムは、まともに動作しないのが現状です。
色々、試行錯誤の結果、何とか完成しました。
完成したプログラムは、基本部分なので、本格的なプログラムを作るときは、メイン・プログラムからInclude file で定義した ” lcd.c ” の各種サブルーチンを呼び出すだけで、LCD をコントロールする事ができます。後は、応用するだけです。
サンプル・プログラムで使っている I/O ポートは、B ポート・オンリーなので、他の PIC マイコンに移植するのが簡単です。
[ LCD display 回路図 16F84A ]
[ プログラムの仕様 ]
● サンプル・プログラムは、 PIC 16F84A を使用しました。
● 他のPIC マイコンへの移植が簡単。
● LCD は、4bit モードで動作。
● PIC マイコンの I/O は、8bit ( B ポート)を使います。
● LCD の基本プログラムは、INCLUDE ファイルで定義をする。
メイン・プログラムからサブルーチンを呼び出す型式。
プログラム・ダウンロード ( PIC 16F84A ) ・・・ LCD 16F84A
プログラム・ダウンロード ( PIC 16F648A ) ・・・ LCD 16F648A
プログラム・ダウンロード ( PIC 16F886 ) ・・・ LCD 16F886
[ MPLAB IDE Project の作成 ]
複数のプログラムを使って作成した ”LCD 表示機のデモ”プログラムのMPLAB IDE Project を作成します。
サンプル・プログラムで使用した ”LCD 16F886” のプログラムは、
lcd.c
lcd-new.h
main-16F886.c
この3個のファイルに依って、構成されています。( 他のサンプル・プログラムも同様な構成です。 )
では、プロジェクトを作成します。
この記事の続きを読む・・・LCD 表示機のデモ
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