楽釣工房では、小魚用しゃくり機、わかさぎ用しゃくり機、Picマイコン制御による自動しゃくり機(しゃくりパターン制御)、赤外線リモコンの応用回路(電気機器のON/OFF、温度制御、リモコンに依る数値設定など)、電子回路について書いて行きます。

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2011年4月5日火曜日

MPLAB IDE / ストップ・ウオッチの使い方

 プログラムを作成して動作試験を行う時、オシロスコープ等を持っていればタイミング等を測定して、
設計通りに行っているかどうかを判断出来ますが、もし、無ければどうしますか?
プログラムからステップ数を計算して、時間を算出する事ができますが、とても面倒な事です。

そこで、MPLAB IDE に付属しているシュミレータの一部であるストップ・ウオッチの機能を使う事ができます。
これは、単純なストップ・ウオッチなので使い方はとても簡単です。

まず、MPLAB IDE を起動してプロジェクトを開きます。

    Debugger ⇒ Select Tool ⇒ MPLAB SIM

 シュミレータのタスクバーを表示させておきます。        
 これを表示させておかないと、以下の項目を設定出来ません。

ストップ・ウオッチを起動します。

    Debugger ⇒ StopWatch

このプロジェクトは、コンパイル済みのプログラムを使います。コンパイルが完了していないと、シュミレータを
使う事が出来ません。

   Debugger ⇒ Settings ⇒ Simulator Settings
 

上記のルートから下記のウインドウが表示されます。


矢印の所に PIC マイコンで動作させる周波数を設定します。 OK ボタンを押します。
周波数を設定しましたので、ウインドウを閉じても構いません。

次に、ブレイクポイントを設定します。例題として F57-5.c のプログラムを使って説明します。


   ライン29、30 にブレイクポイントを設定しました。

 このサブルーチンは、 PORT B、 PORT C のLED ランプを 80mS の時間点灯させるものですが、
 80mS の時間が正確かどうかを確かめる単純なテストです。                     

次に、RUN  を押します。


   スタートから ライン29  までの経過時間が表示されました。

アクティブ・ポインターライン29 に来ました。

②のボタンを押してストップ・ウオッチの時間をリセットします。

又、RUN  を押します。


アクティブ・ポインターライン30 に来ました。

上図の様に ライン 29 から ライン 30 までのサブルーチンの処理時間が出ました。[ 80.066800 (ms) ]
設計値より少しタイムオーバーです。


設計値よりタイムオーバーする原因は、ディレー命令の他に処理プログラムの時間が加算される為です。

後は、プログラム中のディレイタイムを調整して、設計値に近ずく様に値を変えてシュミレーションを行います。
勿論、アニメーションボタンで実行する事も可能ですが、時間がかかります。

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